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Dusk of the Black Hole

現代詩─ 文字の谷間の饒舌な次元。詩が紡ぐ異次元への出入口。

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梅咲く雨音

溜まった雫が
垂れて落ちる
繰り返し繰り返し
拭きもしないでいた
二筋の流れは
一つに落ちる

時間はなんて意地悪なんだろう
今日はとうとう卒業式
別れるなんて考えたことも
なかったのにひとことも
言えなかった

身体だけの関係なんていや
こんなの恋愛じゃない

でもあいつは遠くの大学に進学する
地元に残る私とは自然消滅だよね
私もっと
もっと好きでいたいって
今頃気が付くなんて

時間って意地悪だよね
元に戻ることは不可能で
お互い本当の気持ちで
付き合っていたのかな
確かめる方法なんて、

 おまえさ、やっぱこっちにすんのか?
 近くだったら来れるけど、遠いからあんま帰ってこれねえぞ。
 それでもいいか?

それって残酷だよ
どう受け取ったらいいのか
どうしたらいいのか
考える暇なんてないじゃない

雨が降って見上げると
頬に溜まる
二筋流れて
顎から落ちた
今だけひとりで

時間を停めたい


ウエブ女流詩人の集い 蘭の会 月例3月投稿作品


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